サブバッテリー
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サブバッテリー

サブバッテリーとは通常の車に備え付けてあるバッテリー以外のバッテリーでエンジンを停めている間にインバーターを利用して室内で電源を確保するためのものです。通常ディープサイクルバッテリーと呼ばれています。

DKwagoncustomには110AH×2個=合計220AHを搭載しています。

サブバッテリーとは

車内にある電化製品を使うため、エンジン停止中でも使用できるバッテリーを指します。スマートフォンなどを充電するモバイルバッテリーと役割が似ています。
自動車には、もともとエンジンの始動やエンジン停止中のライト点灯、音響設備などに使うメインバッテリーが搭載されてます。メインバッテリーとは別に車内に持ち込むバッテリーをサブバッテリーと呼びます。

サブバッテリーは、エンジン停止中に車内で電化製品を使用する際に重宝するアイテムです。もしエンジン停止中にメインバッテリーに電源をつないで給電したとすれば、エンジン始動のための電力までなくなり「バッテリー上がり」の状態になってしまいます。キャンピングカーではエンジン停止中にさまざまな電化製品を使うため、サブバッテリーが重要となるのです。

メインバッテリー
エンジンを始動させるため、瞬間的に強い電力を供給する
サブバッテリー
少ない電力を長時間にわたって供給し続けられるような設計

 

サブバッテリーの容量

DIYで自分の好きなようにバッテリーを組むことができれば、実際の車中泊やキャンプ場で使う電気器具に対して必要な容量のシステムを組めますが大半の人はキャンピングカービルダーからキャンピングカーまたは車中泊カーを購入することになると思います。ビルダーで購入する場合は、ビルダーで設計されたサブバッテリーシステムが組み込まれています。

簡単な容量の話

1.バッテリー容量とその使い方

バッテリーの容量には、80Aとか105Aとかありますが、実際どういう意味なんでしょう。
例えば80Ah(5HR)と表示されているバッテリーは、5時間率で80アンペアアワーと読みます。
5時間率とは、満充電のバッテリーを放電させて、5時間後にバッテリー電圧が10.5Vに降下した時までの総放電電流をバッテリー容量とする表し方です。
16Aで放電させ続けて5時間後に電圧が10.5Vに降下した場合、このバッテリーの容量は16(A)×5(h)=80Aになります。80Aのバッテリーは、単純計算で16Aで5時間放電できる能力があるバッテリーという事になりますが、40Aなら2時間放電できるという事にはなりません。放電電流の値が大きくなれば、使える時間は短くなる傾向にあります。
電子レンジ装備のお車も多いと思いますが、電子レンジの消費電力が約900W、インバーターを使って作動させると約75Aの消費電力となります(ちなみにインバーターを作動させるのにもサブバッテリーの電力を使用します)100Aクラスのバッテリーであれば、数字上は1時間は使えると思いますが、上で触れたように電流値が大きくなるほど、使える時間はどんどん短くなります。使用は5分〜10分以内でないでしょうか。実際、私のクルマには電子レンジが搭載されていないのでわかりませんがおそらく1度使うとほとんどのサブバッテリーの容量を使用してしまうので充電が必要です。外部電源につなぎながら使用するか、使用後は走行充電・外部充電で少しでも充電させた方がバッテリーの負担を抑えられます。またバッテリーは80Aあるからといって全て使えるわけではありません。
バッテリーは表示された容量の7〜8割位が実際に使える容量と言われています。容量を増やしたいといっても、ただバッテリーの数を増やすわけにもいきません。詳しい電気の事は、バッテリーを専門的に扱う業者か購入した販売店(ビルダー)にお願いするのが良いと思います。この限られた中でいかに効率良く使うか。エンジンや発電機をかけて充電、ソーラーでまかなうなど方法はありますが、常に節電を心がけた使い方が大切です。

2.バッテリーの寿命はどれ位?

バッテリーの寿命は平均して3年前後といわれています。使い方によってだいぶ前後します。これは使ったらすぐ充電、また過放電や過充電に気を付けてしっかり管理された環境での目安です。実際、私は4年目で交換しました(3年4カ月で充電してもほとんど出力しなくなりました)外部充電しながら利用できるのですが、いざ出かけたときモニターでは70%~80%(移動中やエンジン稼働中)を表示していましたが、エンジン停止して数時間もするとあっという間に20%以下になっていることも多々あり交換に至りました。何度か電圧低下を招き、サブバッテリーの保護コントローラーからアラームがなることもあり、過酷な使い方をしていたので致し方無いのかと思います。

購入する際に電圧が一定数値以下(10.5V)以下になると自動的に電気の出力カットする機能を付けたほうが、サブバッテリーの保護ができるので良いと思います。何度か車中泊しているとき電圧低下のアラームで起こされたことがあります。10.5Vまで電圧が下がると、照明であれば暗く感じたり、消費電力の多い冷蔵庫などは動作しなくなったりしてきます。10.5Vよりもさらに放電(低下)させると過放電になり、充電をしても元の状態にはなかなか戻りにくくなってしまいます。サブバッテリーの特徴なので覚えておいた方が良いです。
12.6〜12.8Vは満充電、
11.5〜12.5Vまでが安心して電気を取り出せる状態、
10.5〜11.5Vまでは使用は可能ですが、できれば使用を控えて充電をした方が良い状態、
10.5V以下は即使用をやめ充電が必要な状態になります。
バッテリーの電圧を常に気にして過放電させず減ったらすぐ充電、実際やるとなると面倒かもしれませんがこの事を徹底すればバッテリーの性能を長く維持して使う事ができるでしょう。繰り返しになりますが、安心して使えるのは11.5Vまで!そこまで減ったらできるだけ早く充電を!

サブバッテリーの種類

鉛ディープサイクルバッテリーとリチウムイオンバッテリー

鉛ディープサイクルバッテリーの特徴

何度も充電・放電できるように作られており、多くのキャンピングカーに搭載されています。製品や使い方にもよりますが、300~500回程度の充放電が可能とされています。キャンピングカーに搭載される鉛バッテリーの電圧は基本的に12Vとなるため、家庭用の100V製品を使用する際にはインバーターと呼ばれる電圧変換機器を介して電力を供給します。

リチウムイオンバッテリーの特徴

リチウムイオンバッテリー自体は生活の中に広く普及しており、スマートフォンやノートパソコン、充電式のライト、モバイルバッテリーなどはリチウムイオンバッテリーが使用されています。自動車でも、電気自動車ではリチウムイオンバッテリーが使用されています(プリウスや日産ノート)

リチウムイオンバッテリーは性能が高く、鉛ディープサイクルバッテリーと比べてコンパクトでありながら多くの回数の充電・放電に耐えられます。鉛ディープサイクルバッテリーの300~500回に対し、約2,000回の充放電が可能だとされています。また軽量である点も特徴です。同じ100Ahで比較したとき、鉛ディープサイクルバッテリーが約30kgだとするとリチウムイオンバッテリーは約23kgとなります。

さらに、使用時間が長くなっても電圧がほとんど降下しないと言われています。鉛ディープサイクルバッテリーは使っている間に電圧が下がっていくため、容量が減っていくと家電製品を動かせなくなることがありますが、リチウムイオンバッテリーの場合はその心配がほとんどありません。両量を目一杯使用して方充電が可能です。
しかし、値段が高いことやサブバッテリーとしての安全性を保つ難しさから、鉛ディープサイクルバッテリーに取って代わるほどは普及していません。

私のクルマは鉛ディープサイクルバッテリーです。欲しいけど、欲しいけど、車を購入するとき(2016年)にはありませんでした。ドックイヤーの様に目覚ましい進化を遂げているキャンピングカー業界ですが安全性をもっと確立して低価格で普及してほしいです。

※2022年現在、購入したK-worksでは鉛ディープサイクルからリチウムイオンバッテリーシステム(K-works独自のオリジナルシステムを開発しました)へのアップグレードができます。サイズも小さく使い勝手抜群ですが、価格がぁぁぁ。2個200AHの交換で確か50万ぐらいするような見積もりを見ました(笑)バッテリーの金額も高額ですが、専用のインバーターへの交換も必要みたいです。この金額をだすなら、最近色々な種類が発売されているポータブルリチウムイオンバッテリーの高性能のものを15万ぐらい出費してもいいのかと思いました。

ディープサイクルとリチウムイオンバッテリーの比較

ディープサイクルバッテリーリチウムイオンバッテリー
方充電回数300回~500回2000回
容量100AH100AH
重さ30kg23kg
価格1万5000円程度15万程度

※リチウムイオンバッテリーの方が価格は高いが、さまざまなメリットがあります。今後、価格が下がり普及することを期待したいです。

 

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